テクニカルダイビング講習及びサポートについて
テクニカルダイビングとは
― より深く、より安全に、そして自由に海を楽しむためのレジャーダイビング ―
テクニカルダイビングは、レクリエーションダイビングの枠を超えた、より高度な知識と技術を必要とするスタイルのダイビングです。 活動範囲(深度・時間・環境)は通常のルールを超え、複数のシリンダーに異なる呼吸用ガスを携行し、減圧を伴う潜水を行います。浮上時には酸素濃度の高いガスに切り替え、加速減圧を行うことで安全性を高めます。
レクリエーションでは「減圧不要」が前提ですが、テクニカルダイビングは「減圧ありき」。加圧された環境に潜り、減圧を経て地上に戻る――そのプロセスを理解し、計画的に楽しむレジャーダイビングです。
テクニカルダイバーは多くの装備を身に着けて長時間潜水し、ストレスに対処しながら器材を扱い、水中で集中力を維持しなければなりません、それはまさに戦術的なアスリートのようなパフォーマンスを発揮しています。 そして、すべての競技におけるトップアスリートと同様に、体調等の自己管理に気をつけなければなりません。
テクニカルダイビングでできること
テクニカルダイビングは、 「レクリエーションダイビングでは行けない世界に、安全に行けるようになる技術」と言い換えることができます。そのために、特別な装備・計画・スキルを身につけると、次のようなことが可能になります。
深い水深へ潜る(ディープダイビング)
レクリエーションの限界(40m)を超え、 55m、65m、100m の世界へ安全に到達できます。
長時間のダイビングができる
減圧計画や複数ガスを使うことで、 長いボトムタイムを確保できます。
沈船(レック)・洞窟(ケーブ)などの閉鎖環境に入れる
- レックペネトレーション
- ケーブダイビング
など、水面にすぐ戻れない場所でも安全に戻ることができます。
複数のガスを使い分ける
- ボトムガス(空気やエンリッチドエアー)
- 酸素濃度40%以上の減圧用ガス
- ノルモキシックトライミックス(ヘリウムを加えた酸素濃度18%以上のガス)
- ハイポキシックトライミックス(ヘリウムを加えた酸素濃度18%以下のガス)
- ハイポキシックトライミックスを使用できる水深までに行くトラベルガス
これにより、深度・時間・減圧の自由度が大きく広がります。
安定した浮力・姿勢・フィンワークが身につく
- 完璧なトリム
- 浮力コントロール
- シルトを巻かないフィンワーク
- 狭所での姿勢保持
水中での“美しさ”が格段に上がります。
より安全に、より自由に海を楽しめる
テクニカルは「危険なダイビング」ではなく、 危険を管理し、安全に楽しむための技術です。
その結果テクニカルダイビングでしか行くことのできない
-
行ける場所が増える
-
見られる景色が広がる
そしてダイビングの世界が一気に広がります
当店は唯一の戦艦陸奥テクニカルダイビングガイドです

安全とスキルの向上のために
テクニカルダイビングでは、以下の力が求められます:
- 自分自身の状態を正確に把握する力
- 周囲の状況を読み取る力
- 想定外の事態に備える力
これらを身につけ、自分の能力の範囲内で安全なダイビング計画をし、不測の事態に備え準備することで、通常のレクリエーションダイビングのルールの意味をより深く理解でき、自分の能力に応じてルールを決め、より安全なダイビングが可能になります。 スキルアップを目指す方にこそ、テクニカルダイビングは新たな世界の扉を開いてくれるでしょう。
当店のテクニカルダイビング講習について
LOVE&BLUEでは、下記の指導団体によるトレーニングを開催しています。 各団体の考え方を柔軟に取り入れ、目的や目標に合わせたサポートを心がけています。 また、スタッフ自身も常にトレーニングを続け、最新の知識のアップデートに努めています。
講習は「基礎」に重点を置いています。 基礎を身につけることで、通常のファンダイビングでも状況に応じた装備やコンフィグが可能になります。 逆に、基礎を無視した装備では、不測の事態に対応するひらめきが欠けてしまうと考えています。
スキルは時間とともに低下します。 認定後も継続的なトレーニングを行い、「できるようになる喜び」をぜひ体感してください。 それは、余裕を持って水中を楽しむ力となり、効率的な活動を可能にする礎となります。 そのことは、様々なダイブサイトで信頼されるダイバーと認識されることでしょう。
また認定ダイバーの経験を広げる講習も行っております。認定はされているけれども、その認定範囲内での知識や経験のアップデートをお手伝いさせていただきます。今のお悩みをお伝えください。他店で受けられた方も大歓迎です。
学科講習について
テクニカルダイビングを受講される方の中には、県内外を問わず、遠方からお越しいただくケースも多くあります。
そのため、LOVE&BLUEでは、学科講習をリモート形式で実施し、 受講者の皆さまの時間的・移動の負担を軽減できるよう配慮しています。
ご都合の良い環境で受講可能ですので、 遠方の方でも安心して学びを深めていただけます。
器材選びについて
テクニカルダイビングでは、目的に応じてBCDなどの装備が変わります。 特化したダイビング内容には、それに特化した器材が必要です。オールマイティな装備は、かえって不便になることもあります。
当店では、購入前に聞き取り面談を行い、今後の目標に沿った「意味のある器材」をご提案します。 経験や知識がないまま器材を揃えてしまうと、水中でのストレスにつながる可能性があります。 器材は、スキルと目的に合わせて選ぶことが大切です。

現地ガイドによるテクニカルダイビング講習のメリット
専門的な知識と技術の習得:
LOVE&BLUEは講習だけのテクニカルダイビングだけではなく、戦艦陸奥というダイビングポイントでテクニカルダイビングを用いてダイビングガイドをしております。これは、教本だけの知識ではなく、実践的な技術や知識を有しています。
これにより、ダイビングの際に必要な高度な技術を学ぶことができ、より安全で効果的なダイビングの提供が可能になります。
安全性の向上:
テクニカルダイビングは通常のダイビングよりもリスクが高い場合があります。現地ガイドからの指導を受けることで、実践的な安全への知識やダイビングスキルを身につけ、水中特有のリスクを減少させることができます。ガイドは、緊急時の対応やトラブルシューティングについても具体的なアドバイスを提供します。その為のスキル向上は、繰り返し練習になります。その練習をとことんお付き合いします。
地域特有の環境への理解:
現地ガイドは、その地域の気象状況や海況、海洋生物や地形、環境保護に関する知識を持っています。これにより、ダイビング中の環境について理解が深まり、より充実した体験が得られます。地域の特性のアドバイスを受けそれを理解することで、ダイビングの楽しみや感動、ひらめきが倍増します。
個別のフィードバック:
現地ガイドは、参加者一人ひとりの技術や理解度また、筋力などの体型に応じた指導を行うことができます。
これにより、個別のニーズに応じた効果的な学習が可能です。参加者は自分のペースで学ぶことができ、理解を深めることができます。できない人にできるようになってもらうのがインストラクターの役割だと思っています。
実践的なスキルの向上:
現地ガイドによる講習では、実際のダイビング環境での実践的なトレーニングが行われます。
これにより、理論だけでなく、実際の状況での対応力や判断力が養われます。
例えば、多くの器材を身につけてボートエントリーをする場合そのボートの形状でエントリー方法が変わります。
その際、様々なエントリー方法を身につけることで、どのフィールドに行っても対応できるダイバーになります。
PADI TECREC
PADI TecRecコースは2000年にデビューしました。講習内容はシナリオベースでの流れになります。減圧ソフトウエアに従ってダイビングしなければなりません。ですが、減圧ソフトウエアの設定や減圧理論、減圧アルゴリズムが講習内に含まれておりません。それは、環境やダイビング内容による状況対応の知識が不足します。
PADIのメリット
- TecRecコースは、最初のテック・ダイバー資格から異なるミックス・ガスを使用するスポーツダイビングの幅広い資格まで、効果的でシームレスなコースの流れで指導されるよう統合されています。
- 各レベルでは、ダイビングの限界を適切に広げるために、新しい器材、計画及び手順が紹介されます。
- 基本のTecRecコースは連続した3つの基本コースがあり、テック40、テック45、テック50に分類されています。継続的に全てのコースを完了することができますし、各コースを時間を空けて1コースづつ完了することもできます。これにより、効果的、統合的、もしくは柔軟に学習することができます。
- よりチャレンジしたいダイバーのために、当店では、テック・トライミックス65、テック・トライミックス、ガス・ブレンダー・コースもあります。
TDI Technical Diving International
TDIは、世界シェア最大のテクニカルダイビング教育機関です。TDIは、ミックスガスダイビングやリブリーザーのトレーニングを最初に提供した機関の1つであり、以前は一般の人々が利用できなかった新しいダイビング技術やプログラムの革新者と見なされています。TDIでのトレーニングは、大きく3つのコースカテゴリーがあります。一つ一つのコースが具体的に説明されており、テクニカルダイビングの知識を身につけるには最適な内容になっております。
・ベーシック
テクニカルダイビングを行う際に必要な基礎スキルや専用器材の使い方などをトレーニングをします。
・ディープダイビング
レクリエーションダイビングの限界深度は40mです。テクニカルダイビングのディープダイビングコースでは、40m以深へ深度100mまでの段階に分かれてトレーニングをします。
・オーバーヘッド環境
レクリエーションダイビングでは洞窟や地下没船への進入は禁止されています。テクニカルダイビングのオーバーヘッド環境コースでは、ケーブダイビングやレックペネトレーションダイビングについてトレーニングをします。
ベージックから始まり1つ1つダイビング環境のトレーニングを行うことができます。テクニカルダイビングの最新の情報と技術を盛り込んだ最新の教材に支えられた、最高品質のトレーニング内容となっていてスキルの追求には最適なコースです。講習内容はダイビングの歴史から作り上げられてきたダイビング理論、物理学から実践を考える流れになります。PADIでは書かれていない内容が多く含まれます。
RAZOR GO SIDE MOUNT
RAZOR(レイザー) は世界のケーブダイビングダイバープロフェッショナルが設計しサイドマウント専用に何年にもわたり何百回ものダイビングを行い器材の検証が行われて開発されました。サイドマウントにおいて、現在世界で最も完成度が高いのが「RAZORサイドマウントシステム」であり、当店はサイドマウントスキルの最高峰であるRAZORオフィシャルインストラクター(日本でまだ5名しかいません)に認定されております。スキルの半分は正しい器材でその構成の意味を熟知するとこがとても重要で残りの半分はトレーニングです。より高いスキルアップを目指されるサイドマウントでのテクニカルダイビングスキルアップをお手伝いいたします。
The Razor Side Mount System is a complete integrated system designed specifically for side mount diving. It can be used for both cold water diving with Drysuits and Steel tanks and warm water diving with Wetsuits and Aluminium tanks. There is no substitute for experience and finding out what really works in practice rather than just in theory. The development and testing process of the Razor Side Mount System has taken several years and hundreds of Side Mount dives under real world conditions with most dives being conducted in the cave environment by some of the world’s most experienced side mount divers and cave explorers. Getting the right equipment and configuring that equipment correctly is very important but it is only half the story. The other half of the story is training. Here are our customers that decided to bring their Sidemount Skills with an own Razor system to a higher level: Well done, enjoy razoring in the future & keep training your learned skills so they stay sharp as a razor should be!
テクニカルダイバー様のお手伝い
― スキルの再確認・練習・準備をサポートします ―
すでにテクニカルダイビングの資格をお持ちの方で、
- 講習から時間が経ちスキルに不安がある
- 取得済みのスキルをもっと練習したい
- 海外でのテクニカルダイビングに向けて、日本で準備をしたい
そんな思いをお持ちの方は、ぜひご相談ください。
テクニカルダイビングのスキルは、時間とともに忘れたり、低下してしまうことがあります。 当店では、すでに講習を終えた方に向けて、自主トレーニングのサポートを行っています。 自信を持って潜れるようになるには、時間と積み重ねが必要です。 いきなり本番のテクニカルダイビングに挑むのではなく、目標に合わせたコンフィグやスキルを、気軽に練習できる環境をご提供します。
他店でライセンスを取得された方も、どうぞ遠慮なくお問い合わせください。
戦艦陸奥テクニカルダイビング
LOVE&BLUEでは、戦艦陸奥でのテクニカルダイビングにおいて、現地ガイドによる的確なトレーニングを提供しています。 瀬戸内海に眠るこの歴史的な沈船は、国内で唯一潜ることができる戦艦であり、減圧・ペネトレーション・コミュニケーション能力など、テクニカルダイビングスキルを活かす本格的なダイビングポイントです。
安全に、そして深くこの海の記憶に触れるために、事前トレーニングやスキル確認をしっかり行いましょう。
陸奥ダイビングセンター〜戦艦陸奥プロジェクト
2016年の熊本地震で船体の一部が崩れ、2018年には士官室天井デッキ部が崩れ落ちたことをきっかけに崩れていく姿を記録に残そうと集まった有志でこのプロジェクトを進めています。水深40mという深い海では通常のダイビングでの観察は難しく、テクニカルダイビングのスキルが必要になります。安全にこのプロジェクトが進んでいくよう常にダイビングスキルに磨きをかけて臨んでいます。プロジェクト参加メンバーを募集しています。


