下図の赤いエリアが、艦における士官室の位置です。

2016年時点では、第一主砲横の甲板が存在しており、その下階層の部屋が存在していました。そこが、士官室であると考えられます(下写真)。ただし、現在は崩落しており、甲板は、第一、第二主砲横にもたれるように着底しています。

▼崩落前の士官室を内部から撮影。船体は転覆している状態なので、下に写っているのが天井部分。

▼崩落前の士官室を内部から撮影。舷窓にガラス付きで残っている窓は珍しいです。舷窓の枠は多くありますが、その多くは、ガラスが亡失しています。この窓は崩落の影響を受けておらず、現在も残っています。

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頁数: 56ぺージ
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第二版改訂版 発行日: 2025/4/4
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